DTMerに朗報か?DeepL翻訳を海外製プラグインに使ってみた。
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DeepL翻訳を試すにあたって

最近、Twitterで話題になっていたのが、DeepL翻訳というものです。日本では、Google翻訳がよく使われていると思いますが、その精度の違いについては下記リンクにあるGIGAZINEの記事にも取り上げられています。

https://gigazine.net/news/20200323-deepl-translator-japanese/

これに関連してですが、DTMで作曲をしている方は、音楽制作をする際に、少しでも予算を抑えようとするために海外のサイトのセールなどの期間に音源を購入するということはよくあると思います。

英語の勉強に親しんできたので特に問題がないという人もいるかもしれませんが、中高生などでまだ英語の勉強の途中の方、英語から長らく離れていた方などは説明書を読むのに四苦八苦してしまうこともあるでしょう。

Google翻訳でも大まかな意味は取れるのですが、文章によってはあまりニュアンスが伝わらないような内容になることもよくある話です。そこで、話題になっているこのDeepL翻訳がDTMでの音楽制作にどの程度貢献していくのかということについて、同じプラグインの説明書を使用して、Google翻訳と比較して検証してみました。

また、下にDeepL翻訳へのリンクを載せておきます。

DeepL翻訳

https://www.deepl.com/ja/translator

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題材としたプラグインに関して

Native InstrumentsのRC48というアルゴリズミックリバーブの説明書を題材に取り上げてみました。下記のリンクから、Native Instrumentsのサイトに飛ぶことができるようになっています。そこでは、日本語での大まかなリバーブの特徴が書かれており、英語版のマニュアルのダウンロードも行うことができます。

https://www.native-instruments.com/jp/products/komplete/effects/rc-48/

今回は、そのマニュアルの15ページの1節を取り上げてみました。それが以下の画像の部分になります。

両者を比較したらどのようになるのでしょうか?

Google翻訳を使って訳した例

では、この部分をGoogle翻訳を使用して訳した例をみてみましょう。

大まかな意味合いは取れるものの、部分的に英単語が残っているところがあり、ツッコミを入れたくなりますね。Google翻訳は、簡単で短い文ならば無難な訳を提供してくれますが、長い文章や、専門性が要求されるような文章だと、時にとんでもない訳が発生することもあります。

DeepL翻訳を使って訳した例

次に、DeepL翻訳を使って訳してみた例です。

文章として書かれている部分(ピリオドで終わっている文に注目)に関しては、こちらの方がやや自然な日本語のような気がしますね。海外のサイト経由で買ったプラグイン等の使用方法を調べるために英語の説明書を読む場合、DeepL翻訳は活躍してくれそうな気がします。ただ、まだ全面的に信用するというのは避けておいた方が良いでしょう。英単語は一つの単語に複数の意味がある場合が多いので、同じ文であっても、文脈によって意味が違う場合があります。そのため、同時並行で英語や音楽に関する専門用語の英語版などの勉強もしておくと無難だと思います。

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どうやって使っていくのが良さそうか?

Google翻訳の場合は、時々訳に無茶なものがあるものの、完全に無料で利用することができるというメリットがあるため、インターネットの利用料金以外は特に気にすることなく使うことができます。一方で、DeepLの場合、無料でも使用することができるものの、有料プランに比べてやや制限があります。そのため、予算がない場合には、英語を読んでいてほんの一部分が理解できない時、Google翻訳の内容に納得がいかない時に使うのが良いと思います。

大量の論文を読み込まなければならないような場合には、概要を把握するためにDeepLに課金してしまうというのも一つの手段ですが、急ぎで大量の日本語訳が必要でないのであれば、無料のプランで十分な気がします。

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