初めに
昨年末頃、8年ほど使用したiMacを手放すことを決意し、M4 ProのMac miniを制作用のPCに使用することに決めて購入した。しかし、ここで疑問が湧いてくる。以前使用していたのはiMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015) であるのだが、この機器はThunderbolt2対応となっている一方、M4 ProのMac miniはThunderbolt5対応なのだ。使うことはできたのだが、実際にどのように新機器でオーディオインターフェースを使用したのかということと、使用した機器を一応記録として残しておく。
使用したオーディオインターフェースについて
UNIVERSAL AUDIOのAPOLLO TWIN MKⅡ/DUO Heritage Editionを使用した。自分が持っているのは、Thunderbolt2対応の機器ではあるが、問題なくM4 ProのMac miniで使用することができている。
どうやって接続したか?
Thunderbolt2とThunderbolt5では端子の形が異なる。そのため、Apple Thunderbolt 3(USB-C)- Thunderbolt 2アダプタを介して接続した。Appleが公式に出している製品なので、Macと接続する際にも安心して使用することができる。
Thunderbolt5のそもそもの互換性というのは、以下のようなものだった。
USB4/3.xおよびDisplayPort 2.1、Thunderbolt 3/4の互換性
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1530628.html
このような書き方だと、Thunderbolt2は使えるのだろうか?などと不安になったが、公式からThunderbolt2とThunderbolt3の変換ケーブルが出ているので、理論上は可能だろうと予想する賭けに出たら、見事、うまく動いてくれたというわけだ。
念の為、書いておくが、現在のOSはSequoia 15.1である。
機器を新しいMacで使用するにあたって注意しておきたい点
Thunderbolt2の機器をThunderbolt5で使用することが可能な一例を示すことはできたと思うが、「この方法なら絶対大丈夫だ」などと油断しないでいただきたい。というのも、メーカーがドライバやファームウェアなどを新しい機器やOSに対して対応してくれているかどうかという点も大事な要素だからだ。趣味でやっているだけの人であれば、「あーやっちゃったか、うっかりうっかり」で済むことだが、音楽制作を仕事として行なっている人であれば、その辺りの情報を仕入れた上で新しい機器と入れ替えを行うか、古い機器をすぐに売りに出さずに暫くバックアップ用として保持しておくかのどちらかの策を取っておくのが一番安全なものかと思われる。
最後に
オーディオインターフェースは制作上必須のものだったので、うまく賭けに勝って無事に使えたというのは良かったのだが、次に機器の移行を行う際は、もう少し調査したり、切り戻し作業が可能な状況を用意してから万全の状態でデータの移行をしようと思う。くれぐれも、この備忘録を読んだ方はこの無計画な切り替え作業を真似しないでいただきたい。