CLOVA Noteを利用して議事録を作成する際に気をつけるべきこと
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議事録という名の不毛

議事録の作成というと、最も面倒くさい作業で、尚且つ、若手に押し付けられがちな不毛な時間を生み出すものだという認識を自分は持ってしまっています。知識や経験等が少ない人に、「話を要約しながら聞くのは勉強になる」などという暴論を述べる意味不明な輩が一部にいるようですが、前提情報など、話を理解するのに必要最低限な情報を持っていないと、この作業をサクサク終わらせるのは難しいでしょう。

このような極論めいたことを述べるのも、自分は議事録というものをあまり好ましく思っていないからです。国会や地方の議会など、法律や条例が制定され、どのような話し合いがなされたか、起きている問題に対してどのような対処がなされているかなど記録を残すことが重要なコンテンツが世の中にはありますが、通常、会社に勤務している際や、大学のサークルの代表者などが出る会議の議事録など、一体、いつ、誰が見直して、何に活かすのか?と疑問に思うことがあります。ないよりはあった方が良いのかもしれませんが、議事録を取らされる側から見ると、大変な負担になるわけです。頼む側は大してそんなことを意識していないでしょう。きっと、エジソンだったら、そんな苦行をしなくて良いように楽をするための発明をするだろうな〜と、昔、伝記で読んだ以下のようなエピソードをふと思い出したりします。

1864年、17歳の頃のエジソンはカナダの駅で夜間電信係として働いていたが、「何事もなければ、一晩中1時間おきに勤務に就いていることを示す信号を送るだけ」という退屈な仕事に飽きてしまい、時計を使って電信機が自動で電信を送る機械を発明した。電信を機械に任せて自分は寝ていたところ、それまでと違って全く誤差なく正確に1時間おきに電信が届くようになったことを不思議に思い様子を見にきた上司に「お前が寝ていたら定時に連絡する意味がないだろう」と怒られた。これがエジソンの最初の発明だった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/トーマス・エジソン

音楽に関したことならばこうした記録を作るのは容易いことですが、全く関係のないジャンルだと、自分にとっては、ただの苦痛でしかありません。

CLOVA Noteとは?

散々、議事録の作成が不毛などと述べてきましたが、運良く、少しでもその負担を軽減できそうなものを見つけることができました。それができるのは、LINEが出しているCLOVA Noteというアプリです。これは、録音をした音源から会話を文字起こししてくれるだけでなく、声の違いから話者を識別してくれるという便利な機能がついています。アプリとしても出ていますが、Webブラウザからも利用可能になっています。詳しい使い方などは、ホームページを参照してみると良いでしょう。

LINE CLOVA Note
LINE CLOVA Note
開発元:LINE Corporation
無料
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実際に使ってみた感想として

実際に使ってみた感想としては、以下のようになりました。

話者の識別は便利

話者を識別してくれるというのは、とても楽な機能だと思いました。誰の声なのかというのを確かめなければならないという別の問題もあるのですが、オンラインの会議だと「◯◯さん」という呼びかけや「◯◯ですが」という名乗り出みたいな発言があるはずなので、この辺りを頼りにしていくと良いのではないかと思います。不安だったら、画面録画などとも組み合わせてみると良いかもしれません。

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必ずしも正確に文字起こしできるわけではない

話していることを完璧に一言一句間違わないかというわけではありません。早口な人の発言などはちょっと日本語としておかしいと思う文章になったりもしますし、専門用語などは的確に変換でききれてない部分もあるのです。よく使う語を登録することもできるようなので、今後、アップデートなどが重なり、改善が進んでいけば、より正確に文字起こしをしてくれるのではないかと思います。

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文字起こしの編集・メモの出力ができるのが便利

また、文字起こしの修正・編集を行うことができるのに加え、メモの出力が可能な点は使いやすいと思いました。日本語としておかしくなっている箇所にフォーカスして修正をすれば、自分で一から文字起こしするのに比べれば時間短縮はできるような印象を受けました。

気をつけるべき点とは?

CLOVA Noteには、便利な点もあるのですが、個人的にこれは気を付けておいた方が良いと思った点について以下に記載しておきました。

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容量に制限があることと情報の取り扱いに関して

現状、CLOVA Noteは毎月300分無料で利用できるようになっています。ユーザーデータ取得に同意すると、600分利用できるようになるそうです。また、データを使い切っても、スマートフォンアプリでは使い放題で利用可能になっています。

容量に関しては、スマートフォンから利用すればあまり心配はなさそうですが、ユーザーデータ取得の同意をするか否かに関しては、取り扱う情報の重要度に応じてよく考えて使う必要がありそうです。個人などを特定できない形にしてデータを利用するとのことですが、万が一データが流出したら困ると思われるような社外秘の重要事項などはアップしない方が無難でしょう。

スマートフォンで録音する場合の注意点

このアプリを使用する場合には、会議用アプリとの同時利用はできないようです。Zoomなどの会議用のアプリを起動しながらアプリについている録音機能を使って録音しようと実験を試みましたが、できませんでした。在宅勤務などで、Web会議をしなければならない場合、より良い状態で録音をしたいのならば、PCにスピーカーを接続してみるか、スマートフォンとPCの両方で会議に接続し、ICレコーダーなどを使用して、スマートフォンから流れ出る音を録音するようにしてみると良いと思います。

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