そもそもREPERとは?
DAWとしての大まかな特徴
REAPERには、主に以下のような特徴があります。
- MIDIでの音楽制作や録音、ミックスができる(他のDAWと共通)
- 簡単なプラグインを自作することができる
- サラウンドを使った音楽制作を行える
- 他のDAWと比較して内部のカスタマイズの自由度が高い
REAPERは、日本で使っているという人はあまり多くはない印象ですが、自分に関しては、大学時代に少しだけ触れる機会がありました。今回以降、将来的に自分自身の作業効率を上げるための環境を構築するための一環として、自分自身のための説明書も兼ねて、不定期でREAPERの基本的な使い方などの解説を残していきます。
実は無料で使うことができる
ホームページを確認すると、60日間の試用ができるように書いており、後々、こちらのDAWを起動すると、ライセンスを所有していない場合、購入を勧めてくるようになっています。
しかし、数秒待機してみると、試用を続けるという旨のボタンが表示されるので、そのボタンをクリックしてしまえば無料で使い続けることができるようになっています。他のDAWや譜面作成ソフトなど、音楽関係のものは期間が終了すると、フルでの機能が使えなくなることが多いのですが、これには驚きますね。下の画像がその画面です。
趣味として利用するのであれば、それで問題ないと思いますが、商用利用を考えている場合、ライセンスを取得してしまった方が待機時間を取られることがなくなり、タイムロスがなくなると思うので、使う方の状況に応じてスタンスを変えた方が良いかと思います。
ダウンロードするには?
上にあるリンクからREAPERのダウンロードページに飛ぶことができます。Mac、Windows、Linuxに対応しているので、基本的にパソコンを持っている多くの人が使えるのではないかと思います。
日本語化をする方法とは?
日本語化パッチをダウンロードする
https://github.com/Phroneris/ReaperJPN-Phroneris/wiki
上にあるリンク先からREAPERの日本語化パッチをダウンロードすることができます。GitHubの中で、日本語化できるものが配布されていました。
言語設定をする
ダウンロードが完了したら、REAPERを立ち上げて言語設定を行いましょう。まず、下の画像にある「Options」という項目の「Preferences」をクリックしてみましょう。
そうすると、次のような画面が出てきます。「English 〔US〕-default」となっている箇所を先ほどダウンロードしたパッチに設定してREAPERを一度閉じた後に、再起動しましょう。
再起動の後、REAPERを立ち上げてみると、なんと、日本語に設定されているのがよくわかります。普段から英語をよく使うという環境におかれていないのであれば、まずは日本語に設定してみて操作方法に慣れるようにしてみるのも良いのではないでしょうか。
普段、このDAWを多用している訳ではないので、日本語化することによりデメリットが生じるかどうかというのは、現状、確認が取れておりません。
そのため、何か不都合が生じるようであれば、言語設定を英語に直してみることも選択肢の一つに入れておくと良いと思います。
日本語化しきれていない箇所や説明書の訳をどうするか?
日本語化パッチを使うことで、DAWとして扱う大部分をデフォルトの設定である英語から日本語へと翻訳することができます。
ただ、全部を日本語化できているというわけではないようです。おまけに、説明書も英語やヨーロッパの言語で書かれているものばかりで、日本語で書かれているものが公式ウェブサイトには載っていません。
そのため、英語にあまり馴染みのない方は、DeepL翻訳を使ってみると操作を行う上での補助になると思います。これについて扱った記事があるので、どの程度の精度で訳してくれるのかはそちらを参考にしてみてください。